坊っちゃん文学賞 :80枚以上100枚以下 賞金200万円

松山市は1889年(明治22年)の市制施行以来、四国の中核都市として発展を遂げる一方、文化的にも、正岡子規、高浜虚子など多くの俳人を輩出、夏目漱石の代表作『坊っちゃん』の舞台となった地として全国に知られています。
 「坊っちゃん文学賞」は、このような文学的な背景のある本市が、新しい青春文学の創造を目指して1989年(平成元年)の市制100周年を機に創設したものです。
 斬新な作風の青春文学小説を隔年で募集し、大賞1作品ならびに佳作2作品を決定しています。審査員には、椎名誠、早坂暁、中沢新一、高橋源一郎(順不同・敬称略)の諸氏が名を連ね、大賞受賞者には賞金として200万円を贈るほか、受賞作品を株式会社マガジンハウス発行の「クウネル」誌上に掲載する予定です。
 地元・松山市の敷村良子さんが第4回大賞を受賞した『がんばっていきまっしょい』は、単行本を出版後、1998年(平成10年)に田中麗奈さん主演で映画化され、さらに2005年(平成17年)にはテレビドラマとして全国放送されるなど、大きな反響を呼びました。他にも、単行本化をはじめ、テレビ・ラジオドラマ化された作品を生んでおり、文芸関係者以外からも注目を集めています。
 前回、第13回の大賞は沖縄県在住 桐 りんご さんの『キラキラハシル』が受賞しました。
 「坊っちゃん文学賞は、毎年時代を反映した作品が集まっている。今回は最終候補作8点のうち4点がスポーツを扱った作品。大賞作品は舞台が「沖縄」ということもあり明るい作品。子供たちの真剣さは「小学生がここまでやるか」と議論になる作品でもあった。」(審査員長・椎名誠氏評)、「是非映像化してもらいたい作品。」(審査員・早坂暁氏評)などと評され、受賞作品の今後に期待が寄せられています。
■枚数規定
400字詰原稿用紙換算で80枚以上100枚以下の作品。パソコン・ワープロ使用の原稿は、A4判用紙に、1枚につき30字×40行・縦書きで印字し、手書き原稿は、400字詰原稿用紙で応募ください。表紙に題名、氏名、住所、電話番号、年齢、職業、400字詰原稿用紙換算枚数を明記のうえ、別紙に作品のあらすじ(30字×20~30行程度/400字詰原稿用紙2枚程度)を付記してください。筆名使用の場合は本名も書き添えてください。原稿はクリップ等でまとめてください。
■入選
大賞/賞金200万円(1名) 佳作/賞金50万円(2名)
※賞金については平成27年度松山市予算の議決によって確定します。
■応募資格
年齢・性別・職業・国籍は問いません。
斬新な作風の青春文学小説。日本語で書かれ、未発表で筆者自身のオリジナル作品に限ります。
■主催
松山市 坊っちゃん文学賞実行委員会
■応募先
〒790-8571 松山市二番町4-7-2
松山市 文化・スポーツ振興課 坊っちゃん文学賞実行委員会事務局 宛
TEL:089-948-6634
公式URL
http://www.bocchan.matsuyama.ehime.jp/bosyu.html
■応募締切
平成27年6月30日(火)(当日消印有効)
■発表
平成27年11月(受賞者に直接通知いたします)
■その他
大賞および佳作受賞作品の著作権は松山市に帰属し、応募作品は返却いたしません。
選考に関するお問い合わせには応じられませんのでご了承ください。