小諸 藤村文学賞(一般の部) :10枚程度 賞金30万円

日本の代表的文豪の1人である島崎藤村新しいウィンドウで外部サイトを開きますは1899年(明治32年)4月、27歳のとき、旧師木村熊二新しいウィンドウで外部サイトを開きますの招きにより小諸義塾に国語・英語の教師として赴き、1905年(明治38年)4月までの6年間余りを小諸に住みました。
 藤村は小諸で詠んだ詩を『落梅集』に編んで上梓しましたが、中でも「千曲川旅情の歌新しいウィンドウで外部サイトを開きます」は、屈指の名作として今も愛唱され続けています。藤村が「小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ……」と流麗に詠った小諸は、信州では東方に位置する浅間山麓にあり、美しい自然と景観に恵まれた詩情豊かな高原文化都市であります。
 そこで、藤村にゆかりの深い小諸市では、藤村の没後50年、生誕120年を記念し、1992年(平成4年)に「小諸・藤村文学賞」を設け、随筆(エッセー)を全国から募集しました。一般の部・高校生の部・中学生の部の3部門で、これまで20回までに応募された作品は34,235編に及び、海外からも毎年作品が寄せられています。昨年度第20回は、2,728編の応募をいただきました。
 また、2005年(平成17年)3月、それまでの10回の最優秀作品を集め、『あたたかき光新しいウィンドウで外部サイトを開きます』(本のタイトルは、藤村の「千曲川旅情の歌」の中の1節「あたたかき光はあれど、野に満つる香も知らず……」から引用)と題して信濃毎日新聞社から刊行しました。最寄りの書店で求められます。
 ところで、入選作品集ですが、第12回からは毎年作成することになり、発行しています。作品集は、全国の主要な図書館、文学館、高等学校、中学校等に寄贈し、小諸市の文学的財産として書架に飾っていただいております。
 さて、平成26年度第21回小諸・藤村文学賞は下記のように作品を募集しておりますので、ふるってご応募いただきますようお願い申し上げます。
■枚数規定
400字詰め原稿用紙(A4判またはB4判)で題名(1行分)を含め、一般の部は10枚程度(上限11枚)、中学生・高校生の部はともに5枚程度(上限6枚)。上限枚数を厳守してください。メールでの応募は原則として受け付けません。
■入選
入選者には賞状と賞金(中高生には図書カード)を贈ります。
一般の部  最優秀賞1名 30万円  優秀賞2名 10万円  佳作若干名 2万円
高校生の部  最優秀賞1名 10万円  優秀賞2名  5万円  佳作若干名 1万円
中学生の部  最優秀賞1名  5万円  優秀賞2名  3万円  佳作若干名 1万円
■応募資格
随筆・エッセイ (題材・テーマは自由 藤村や小諸に関わりがなくてもよいです)
■主催
小諸市 小諸市教育委員会
■応募先
〒384-8505  長野県小諸市相生町三丁目3番3号
小諸市教育委員会生涯学習課「小諸・藤村文学賞」事務局
公式URL
http://www.city.komoro.lg.jp/news/2014050100038/
■応募締切
一般の部 平成27年 1月31日(当日の消印有効)
中学生・高校生の部 平成26年11月30日(当日の消印有効)
■発表
平成27年7月上旬までに本人に通知します。
■その他
☆入選作品の著作権は、販売を目的とした場合、主催者(小諸市)に帰属します。
☆応募作品は返却しません。
☆20編以上応募した高校・中学校には、ささやかではありますが「記念品」(学校賞)を贈らせていただきます。