超然文学賞

趣 旨 ― 超然文学賞がめざすもの ―

 AI(人工知能)に代表されるテクノロジーの進化やグローバリゼーションなど,私たちの社会は大きな変化のときを迎えています。そのような時代に,文学は無力なのでしょうか。

 そんなことはない,と考える若い人たちがいます。言葉の力で未来を切り拓こうとする若い才能はいつの時代にも存在しましたし,いまも存在しています。

 本学が位置する金沢は,そんな若い才能を生み育ててきた街です。徳田秋声,泉鏡花,室生犀星をはじめ,多くの作家たちがこの街に育てられ,この街から巣立って行きました。そして,磨き抜かれた言葉の力で,未来を切り拓く文学を創造していったのです。

 2018年,金沢大学は超然文学賞を創設しました。言葉の力を磨き,文学によって未来を切り拓こうという意欲に満ちた高校生に,励みを与えることができたと確信しています。

 2019年,金沢大学は超然文学賞を進化させ,言葉の力で未来を切り拓く才能を本学から送り出したいと考えています。創作を志す高校生のみなさんは,ぜひ超然文学賞にチャレンジしてください。

応募部門

「小説」部門  1人1編(400字詰め 20枚以上30枚以内)
「短歌」部門  1人15首

応募資格

(①を満たし,かつ②,③,④のいずれかを満たす者)
①2019(令和元)年度中に高等学校,中等教育学校後期課程に在学している者。

②高等学校または中等教育学校後期課程に在学中に,全国規模の組織が主催しているまたは文部科学省等が後援している文学コンクールの小説部門,短歌部門で入選以上の成績を収めたことが有る者,または全国紙の歌壇欄で作品が掲載された経験の有る者

③高等学校または中等教育学校後期課程に在学中に,各都道府県規模の組織または各種公共団体,新聞社,出版社などが主催する文学コンクールの小説部門,短歌部門で上位入賞を果たしたことが有る者

④所属学校長より推薦を受けた者

応募要件

① 未発表の作品に限ります。ただし,高等学校または中等教育学校後期課程に在学中に学校内の「文芸部誌」「生徒会誌」「学校新聞」「図書館報」などに発表した作品は可とします。他の賞に応募した作品は応募不可とします。

② 作品の応募様式

【共通】・本賞所定の様式(部門別)に作品を入力し,A4判サイズにプリントアウトすること。

 ・所定様式は,本ページからダウンロードすること。

 ・氏名および学校名等の個人情報は,様式内には記載しないこと。

・プリントアウトした原稿用紙の右上肩を綴じること。袋綴じにはしないこと。

 ・小説・短歌部門とも各2部(コピー可)を提出すること。

 ・応募作品及び提出書類の応募方法は,郵送に限ります。

 ・不備がある場合は受理しません。

【小説部門】

 ・所定様式により,20枚以上30枚以下。

・1ページ目の最初の行を空白にし,2行目に「タイトル」を書き,3行目を空白にし,4行目から本文を書き出すこと。

【短歌部門】

    ・所定様式により1ページ目の1行目に15首一連の「タイトル」を書き,2行目から短歌を書き出すこと。

     各ページにつき5首を記すこと。

③ 「作品応募票」に必要事項を記入の上,2部作成し(コピー可),応募作品とともに提出すること。「作品応募票」は金沢大学Webサイトからダウンロードすること。「作品応募票」の個人情報は本賞以外に使用しません。

④筆名での応募はできません。

⑤応募作品及び提出書類は返却しません。

⑥応募資格②および③により応募する者は,文学コンクール等での受賞歴を証明する書類(表彰状のコピー等),または全国紙歌壇欄の掲載を証明する書類(新聞名,掲載日時の証明できる新聞コピー等)を応募作品とともに提出すること。受賞歴等の情報は,本賞審査以外に使用しません。応募資格④により応募する者は,所属学校長が作成した「推薦書」を応募作品とともに提出すること。「推薦書」様式は金沢大学Webサイトからダウンロード可。

⑦原稿送付の際には,「書留」とし,封筒の表に「超然文学賞応募原稿在中」と朱書きすること。裏には差出人の氏名,住所を明記すること。

⑧受賞作品および学校名・氏名等は,本学発行紙や本学Webサイトなどに掲載するほか,報道機関等に提供します。

⑨受賞作については,審査委員会後に所属学校長をとおして受賞の意向確認をします。

⑩受賞意向確認後,受賞作が本人の作品でないことが判明した場合は,受賞を取り消します。

⑪応募作品にかかる著作権その他の権利に係る紛争は,応募者または代理人と当該著作権者との間で処理すること。

⑫受賞作品の版権は,主催者に帰属します。

受付期間

2019(令和元)年8月1日(木)から8月30日(金)まで(必着)

送付先

〒920-1192 石川県金沢市角間町
金沢大学高大接続コア・センター 「超然文学賞」担当

審査方法

本学教職員からなる学内委員と学外委員(小説家 久美沙織氏,歌人 黒瀬珂瀾氏)で構成された審査委員会によって審査します。

最優秀賞 各部門 1作品  :賞状・楯・副賞(図書カード3万円分)

優秀賞  各部門 2作品程度:賞状・楯・副賞(図書カード1万円分)

佳作   各部門 3作品程度:賞状

 ※該当なしの場合があります。

審査結果の発表

審査結果については2019(令和元)年10月28日(月)に本学Webサイトにて発表します。

表彰式

2020(令和2)年3月に,優秀賞以上の受賞者を対象に表彰式を行います。

その他

入賞者には,本学が2021(令和3)年度入試*から実施する超然特別入試(超然文学選抜)への出願資格を与えます。

超然特別入試の詳細については,金沢大学WebサイトTOP>受験生>入試情報ページを御確認ください。

 *2021年度入試(2021年4月入学): 2021年度入学者選抜の変更に関する予告

 https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/03/2021nyuugakusenbatu_henkoyokoku.pdf

問い合わせ先

金沢大学高大接続コア・センター
「超然文学賞」担当
〒920-1192 石川県金沢市角間町
[電話] 076-264-5162,5189
[e-mail] chozenbungaku@adm.kanazawa-u.ac.jp

主催

金沢大学